交叉汚染の防止

交叉汚染の要因を放置していませんか?

特に粉体を取り扱う製造環境では、作業員への付着同伴、不適正な気流による流出、工程内に残留した状態での次製品製造など、複数の要因による交叉汚染リスクが、習慣化した作業の中に埋没していることがあります。

よくあるご要望、主な課題

  1. 製造室から廊下に流出した粉体が、床面に付着している。
  2. 秤量作業と異種製品の製造作業を兼務している。
  3. 工程室内(床・ステージ・空調吸込み口)に前作業の粉体が残留・堆積している。
  4. 異製品を扱う打錠機が複数台同じ製造室に設置されている。
  5. 大部屋を簡易なパーティションで仕切って、それぞれを全く別の用途に使用している。

課題解決のポイント

  1. 工程内廊下を各工程室よりも高い室圧とする。
  2. 秤量室への入退室経路に更衣室(前室)を設ける。
  3. 発生源の対策と同伴・気流による他室への流出防止

起こりがちな失敗例

  1. 空調機増設は最終手段
    廊下の最陽圧化を目指しているが、空調機を増設するしか方法はないものだろうか。
  2. 専用作業としていたのに...
    秤量作業は専任作業員としていたのだが、製造品目が増えてきたため、秤量作業員が他の工程作業も兼務することがいつのまにか習慣化しているケースもあるようです。
  3. 作業靴裏や台車に付着して工程廊下や他工程室へ
    手元や見える箇所には気を付けますが、忙しく作業をしている中で、作業靴の裏側や台車の車輪まで気を遣うのは、なかなか難しいようです。

平原エンジニアリングサービスからのご提案

〔提案例1〕工程廊下の最陽圧化

既存設備の活用を優先的に検証し、工程廊下の陽圧化に向けて段階的な対応を提案します。

  1. ダンパー類の再取り付けと調整のみで対応する場合
    1. 壁の差圧ダンパーを反転取付けする。
    2. 廊下系統の空調の還気風量を絞る。
    3. 工程室系統の空調の還気風量を増やす。
  2. 上記手順で各室圧を均一化できない場合、工程室系統の空調ダクトに風量調整ダンパーを追加する。
  3. 上記手順で廊下室圧が目標に達しない場合、廊下加圧用の外調機を追加する。

※ただし、お客様の施設の状況を調査させて頂いた結果により、対応方法は異なります。

〔提案例2〕秤量室用更衣室の必要性

近年、当局より秤量作業者の専任化を指導されています。既存施設の限られたスペースの中で、状況に合わせて秤量作業の交差汚染対策を提案します。

  1. 専任者による秤量作業の可能性の提案
    +オーバーガウニング、オーバーシューズの導入
    +秤量ブース導入(秤量作業時の飛散防止)
    +秤量室専用更衣室設置
  2. 秤量作業と異種製品の別工程作業を兼務する場合は、専用更衣室設置必須
    +更衣室扉のインターロック
    +秤量ブース導入
    +衛生管理基準書に交叉汚染の無い根拠が明記

〔提案例3〕製造工程における粉体の堆積・同伴対策

  1. 粉体が飛散する工程においては、作業終了時だけでなく、作業中にもこまめにHEPA付き掃除機により清掃を行うことを推奨します。
  2. コンテナや台車の車輪に付着した粉体は、工程廊下に持ち出す前に清拭するか、粘着シートを扉前に設置し、粉体を除去してから廊下に持ち出す手順とします。
  3. 工程廊下の最陽圧化により、廊下への粉体流出を抑制することも可能です。
  4. 原料投入、払い出し箇所に専用のブースを設置したり、局所排気の設置などによる飛散対策も効果的です。

支援の特徴

  1. お客様の現状を、平原エンジニアリングサービスの実務経験豊富なエンジニアが、現地調査や作業者へのヒアリングをしながら問題点を抽出します。
  2. 抽出した問題点についてお客様と課題として認識を共有し、解決提案への方針を決定します。
  3. 課題解決に複数のアプローチ方法がある場合は、各案の検証を行い、お客様と決めた方針に従い、解決案を提案します。
  4. ハード面だけでなく、ソフト面からも実務的視点で検討し、重要度・緊急度、理論的な妥協点、スケジュール、コストなどを考慮し、お客様のお悩み事解消のお手伝いをします。

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